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エサレンボディワーカーのひがしくみこです。自分の心に広がる思いを、少しずつ言葉に置き換えていこうかな、と思っています。


by kokoroathome
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こちらのブログは私の持っているボディワークのサイトにリンクをし、心身に係わることをメインに書くものとして活用させていただいておりましたが、私のアメリカ移住に伴い、整理整頓、ショップの方のブログと合体させることにしました。

ボディワークのサイトは残しますが、内容を変えていかなければいけないと思っています。もう日本でのセッションも里帰りしたとき限定になってしまうわけですし。。。
2008年2月7日と、飛んで9日に東京・四谷でするセッションが最後です

私のブログは、こちらにコメントとして書かれる方はほとんどいらっしゃらないのですが、メールをくださる方が結構いて、励みになっておりました。ひとりでも、ふたりでも、気に入って読んで、フィードバックを送ってくださる方がいる限り、書き続けていきたいと思っています。

なんたって、まだ「本を出す!」という夢は捨てていないのですから!(^^)

のんびりペースですけどね(^^;)。

これからは、こちらのページにボディ・マインド・スピリットのことも書いていきます。

フリースピリット~ホワイトセージの香りにのせて
http://mfsathome.exblog.jp/

どうぞ、よろしくお願いいたします。
ありがとうございました。
# by kokoroathome | 2007-12-24 11:05 | 心の世界(日常雑記)

命をむすぶ手

命をむすぶ手_e0062741_1483081.jpg先週の土曜日、不定期に行っていた成田でのエサレンマッサージでお世話になっているオーガニックレストラン風楽で、佐藤初女さんの公演が行われました。地球交響曲(ガイアシンフォニー)というドキュメンタリー映画をご存知の方なら、その第二番に出てくる「おにぎりをにぎる女性」というと、「ああ」と頷く方もいらっしゃると思います。東北のとある山奥で、自宅を解放した施設「森のイスキア」を主宰なさっている方で、既に80代中盤のなのですが、今でも元気に必要としている方に自分の自宅を宿としてもらい、心のこもった料理でもてなし、生きる勇気や希望を与え続けているお方です。

長く人生を送ってきた方の話は、例え平凡な言葉の連続からもたくさんの宝物を得ることができます。私は高校生くらいの頃から既に本でも小説よりエッセイを好むなど、現実の世界で繰り広げられるドラマの方にいつも心を惹かれていました。この日も、映画の収録から10年以上が経過して、スクリーンで観たときより少し小さくなった印象の初女さんの口からこぼれ出る言葉にワクワクしながらも、静かな気持ちでお話を聴きました。

最初から最後まで、本当に素晴らしい話だったのですが、特に、話が始まって数分で初女さんがおっしゃった言葉には釘付けになり、もうその言葉だけをおみやげに帰れば他に何もいらないと思うくらい感動した瞬間がありました。メモを取ったわけでもなく、ただただ耳をそばだてて聴いていたもので、一言一句きっちり覚えているわけではありませんが、その言葉はこういうようなものでした。

「大切なことは目の前にある素材を物だと思わないで、命だと思って、感謝の心と共に調理することです」

素材はそれ自体が命そのものという初女さんの食べ物に対する思いや、清らかな波動が出来上がったお料理に魂を吹き込み、そのお料理を口にした人に生きる勇気を与えているのだと思うと、身体の芯からぞくぞくしてきます。めんどくさいと思わず、丁寧に食材に接していく、という意識は日常となるとなかなか継続できるものではありません。

人は大抵、他人様の有難い話を聞きながら、自分にひきつけてものを考えるところがあるのではないかと思います。少なくとも、私がそうです。私は初女さんの話を、自分のしているボディワークの世界にも通じるものはあるなぁと思いながら聴いていました。

手は心のありようがすべて発露される道具です。クライアントさんとの距離感をきちんと保ち、境界線を意識することは大切ですが、当てる手はクライアントさんをかけがえのない存在として、丁寧に皮膚を感じ、その奥にあるものを感じながらセッションをしていかなければなりません。めんどくさいなどという気持ちや、まるっきりほかの事を考えながらのセッションではクライアントさんのエネルギーと共鳴することはできません。命である、ということを意識して、触れていくことが何より大切なんだなぁ、などと、自分がセッションをしている風景を思い浮かべ、初女さんの話とリンクさせました。

講演会の最後では、私たちギャラリーの前で、一升炊きのお釜のご飯を丁寧に、丁寧におにぎりにしていくところを披露してくださいました。その、ひとつひとつの動作の柔らかく丁寧なこと!

当日、何人かの成田セッションのクライアントさんもいらしたのですが、そのうちのおひとりが、「初女さんがおにぎりを握る手のふわっふわっというゆっくりでやわらかい動きを見たら、くみさんのセッションでの手の動きを思い浮かべました」というようなことを言ってくださいました。これ以上の褒め言葉はないと感激し、感謝しました。もちろん、この言葉を大切に、プロのマッサージプラクティショナーとしての成長を強く誓ったのは言うまでもありません。
# by kokoroathome | 2007-11-09 01:54 | エサレン
旅好きの私が今年最も楽しんでいることに、「出張」があります。地方に仕事を作って出かけていく、例え仕事の旅であっても、暮らしている町から離れたところに行くことは、私にとってそれだけでワクワクします。

最初は「すぴこん」というイベントに物販として参加することから始まりました。そしてこの秋、ご縁をいただき、熊本と大阪でエサレンマッサージのセッションをさせていただくことになりました!今、私の身体の中にはワクワクのエネルギーが充満していて、気力、体力共に十分な状態。まさに、いいセッションをする準備が身体の中から出来上がってきているといった感じです(^^)。

もう既に告知は開始していて、熊本は6枠のうち3枠、大阪は6枠のうち4枠が既にご予約済みになっています。それでもまだ、熊本ではあと3名様、大阪ではあと2名様のセッションをご予約いただけます。

一応、サイトでは、自分のセッションはどんな感じかということを書いていますが、私の感覚の中で、私のエサレンマッサージのセッションはお客様おひとりおひとりとのエネルギー交換であり、毎回違った印象を受けます。お客様も、おひとりおひとり受ける印象は違うと思います。ただ、そのとき、そのときで必ず必要なことは起きていると思います。私としては、「母の手は魔法の手」じゃないですが、丁寧に、優しく、包み込むように、身体と心をほぐしていけたらよいなと思ってセッションをさせていただいております。

全身オイルマッサージは、アメリカでは普通のもので、男女に係わらず、好んで受けているボディワークです。カリフォルニアのエサレン研究所では、受ける側にもセッションをする側にも男性はたくさんいますし、現地に滞在しているときに「マッサージするんだって?カラダ貸すよー」などといってアピールしてくる人の多く男性でした。

今回、熊本のセッションでは男性のお客様も受付しております。場所を提供してくださるPURITYさんにご協力いただきました。日本ではほとんどの場所が女性専用なので、男性で純粋のリラクゼーションのためのオイルマッサージを受けたいと思う方にはいい機会なのではないかと思います。

11月の旅は、熊本、大阪とも、一泊余分にして地元の空気を楽しもうと思っています。熊本では阿蘇が本当に好きで、前回の旅で少し案内していただいたのですが、またあの雄大な自然に触れられたらいいなと思っています。大阪のセッションが終わった次の日は京都すぴこんに出展です。その次の日に、すぴこんでお手伝いしてくださる方と京都を散策します。今年は夏が暑かったので、紅葉も美しいのではと思うのですが、紅葉の時期が少し遅れるとも聞いているので、そのあたりは行ってみてからのお楽しみです。たくさんの自然の息吹をたっぷり吸って、帰ってきたいと思います(^^)。

熊本、大阪ともに、まだご予約いただけます。どうぞ、ご興味を持ってくださったなら、ぜひ、私のセッションを受けに来てください。ゆるゆるで幸せな一日をご提供いたします(^^)/

11/10(土)、11(日) 熊本県合志市 今のところあと3名様承れます
11/16(土)、17(日) 大阪市福島区 今のところあと2名様承れます

詳しくはこちらへ→ http://kokoroathome.com/information.html
# by kokoroathome | 2007-10-30 19:57 | エサレン

ボディワーカーの不養生

「医者の不養生」とはよく言いますが、ボディワーカーである私も、気遣っているつもりでいても、自分自身については結構な不養生であります。

もうひと月前になりますが、物販の仕事で神戸すぴこんに出展しました。その時のすぴこんでは、カリフォルニアのエサレン研究所のマッサージ認定コースでクラスメイトだった友人たちが、私が物販をしている後ろにマッサージテーブルを置いて服の上からのセッションをしていました。15分1500円、20分2000円という短いセッションでしたけど、たくさんの方が癒されておりました。それを見ながら、声を張り、同じような姿勢でホワイトセージのクラスターを量り売りしていた私は、「あー、私も必要だなぁ」と切実に感じ、空いている隙に「ちょっとやってぇ」といって少し手を当ててもらったのですが、ほんの数分でも、違うもんだなぁと、立ち上がったときに自分の身体がすーっと軽くなった感じがしたことに感動しました。

よくエサレンマッサージのセッションをしていると、「あんなに動き回って、疲れませんか?」と言われます。私はいつも、「いいえ、疲れるどころか、いいエネルギー交換ができて、逆に活性してきて元気になるんですよー」などというのですが、それは事実あるにしても、一日に何人もすれば肉体は疲労していきます。つまり、たくさん受けるのと、たくさんするのでは、当然ですが、身体の状態に差が出てくるのです。

プラクティショナー同士はよく交換セッションをします。お互いにマッサージをしあう、しながら、手技や感覚を磨いていくのですが、交換セッションでも本番さながらのフルセッションをしますので、十分に癒し効果は得られます。ただ、学びの一環、という頭があるため、どうしてもお金を払ってクライアントとして受けるのとは違ってきます。当然ですね。

気づいてみると、最近は交換セッションも前ほど頻繁にしておらず、ましてやお金を払って受ける、ということからは随分遠ざかっていました。これはマズイ!レイキの自己ヒーリングはマメにしている私でも、エサレンのような積極的なボディワークは自分に施すことはできません。手の回らないところだらけですし、部分をしたところで、癒し効果は全身の面倒を見るエサレンの比ではありません。

神戸すぴこんも終わり、その友人宅でボディワークの話などに花を咲かせている最中、ふっと自然に出た言葉は、「明日セッションしてもらえる?」でした。身体が悲鳴を上げていたのです。「もういい加減、ケアしてくれよ」、と。

お金を払って受けるセッションは格別です。他人のセッションをついつい観察してしまうのはボディワーカーの職業病ではありますが、せっかくお金を払って神経使ってちゃもったいないので、ともかくぼーっと、身をゆだねます。私はわりと、プラクティショナー(施術者)に感じたままセッションをしてもらうのが好きで、よほど必要でない限り、細かいリクエストなどは一切しません。なぜかと聞かれても答えに詰まるくらい、理由なんかないのです。それが自分にとって心地がいいので、そうする、それだけです。ゆだねる、という感覚が好きなのです。

交換セッションをする間柄の友人のクライアントとしてセッションを受けるのもなかなかいいもんだなぁと思いました。それはもう、何年も通いつめたサロンに行くようなものです。私の身体をよく知っていてくれて、私に必要なことをしてくれる手は格別です。

エサレン研究所に行くと、短い期間でも必ず複数のクルーからセッションを受けます。プラクティショナーとしての好奇心もあり、なるべくいろいろな方から受けようと予約を入れるのですが、行くたびに必ずセッションをお願いするクルーが何人かいます。そういう方々のセッションを受けるときは、ただただ身をゆだね、自分の身体の感覚を楽しみ、癒しをむさぼるのですが、今回の友人のセッションはまさにそんな気持ちでした。

「くみこ、もっと自分の身体を大事にしなきゃ。。。」

そう言われる瞬間が、なんとも言えず好きです。かといって、私はマゾではありません(笑)。
# by kokoroathome | 2007-10-10 14:58 | 心の世界(日常雑記)
今日の午後2時からのエサレン®マッサージお客さんをもって、自宅セッションルームでの仕事を終了します。最後のお客様はいつも来てくださっている方なので、気分的にはリラックスして、きっとゆったりと過ごしていかれるのではないかと思うのですが、これでいよいよ終わりかと思うとじーんとしてしまいます。

明日は横浜すぴこんだけど、あさってはマッサージテーブルやソルトランプなど、引き続き使ってくださる方への発送をします。その翌日にはその部屋で使っていたアジアンなラックも引き取られ、エアコンも取り外されます。

また、何もないがらんとした部屋に戻るのです。。。何もない部屋って、声が反響するんだよねー。チャクラチャイムでもたたいてみようかなぁ。。。

3日前に押入れの4分の1を占めていた本を整理しなきゃと思って引っ張り出したら私の部屋は足の踏み場もなくなっちゃって、途方に暮れて、手がつけられなくなっちゃって、2日連続でセッションルームで寝ました。それも昨日はアメリカ行きと実家行き、そして図書館行きと廃品回収行きに分けて、すっきりしました。3双あった押入れ本棚はからっぽです。少し前に洋書は知り合いの洋書専門中古書店に売り、日本語の本は図書館に持っていったのですが、まだまだたくさんありました。そのほとんどが「積読」です(^^;)。あ、売ったりあげたりしたものはほとんどが読んだ本です。。。

引越しは26日。でも、電話のラインやネットショップの発送の問題(郵便局の後納を使っている)もあるため、27日には再びこちらに戻り、30日までふとんひとつの状態で過ごします。発送はギリギリまで。週明けはまるまる仕事になりそうもないので。

27日は早朝に満月を迎えます。その日はガランとした部屋で瞑想でもしようか。。。

29日には最後の荷物がそれぞれの引き取り手の方によって運び出されて終了です。10年間お世話になった部屋をきれいに掃除しようかと思います。掃除があまり得意ではなく、あまり手をかけてあげられなかった場所まで、物がなくなればきれいにすることは可能です。

そんなふうに、私が2年間お世話になった仕事部場はクローズとなり、私と私の子供たちの、このマンションでの10年の歴史は静かに扉を閉じるのです。。。

自宅サロンでの最後のセッション_e0062741_11371411.gif

# by kokoroathome | 2007-09-15 11:11 | エサレン