最近、夏前にスタートしたウェブショップの仕事にかかりきりで、こちらのブログが少しおろそかになっていました。もちろん、ちゃんとボディワークの仕事の方も調子よくさせていただいているのですが、ブログを書こう、書こうと思いつつ、忙しさにかまけてずるけてしまいました(苦笑)。
ずっと書きたいと思いつつ、テーマが壮大すぎて書けなかったことがあります。それは「触れる」ことの驚くべき効果と可能性についてです。自宅にセッションルームを設け、ボディワークの仕事を始めてから、お陰さまで一年が過ぎました。これまで本当にたくさんの素晴らしいお客様に恵まれて、楽しい時間を持たせていただいたのと同時に、たくさんの学びを得ることもできました。その中のひとつが、「触れること」がもたらす様々な変化や効果、そこから見られる可能性です。
昨年の春、エサレン研究所でマッサージの認定を取るためのクラスに在籍していた頃、ティーチャーの一人のペリーがアナトミーの講義の時、「皮膚は脳と同じ組織でできている」など言っていました。その言葉は駆け出しボディワーカーの私の心に新鮮に響きました。確かに、人に触れられると、身体の奥から沸いてくる何かを感じることができます。それは温かかったり、安心感だったり、時には戸惑いだったり、不安に近い気分だったり。今まで大して意識してこなかったことをその授業を契機に急に意識の中心に持って来るようになったのです。それ以来、皮膚細胞が本人の記憶から遠のいているようなことですら記憶している、という壮大なドラマについて思いをめぐらせています。
学び始めの頃は、まだまだ単なる「知識」としての事柄でしかありませんでした。自分がマッサージを受けた時の感覚や、マッサージ以外にも、人と触れ合ったときに、頭ではなく心でもなく、もっと奥深いところから沸いてくる何かを常に感じてはいました。特にエサレン研究所でマッサージを受けたときなど、湧き上がる感情を抑えられなくて泣き出す自分にびっくりすることもありました。でも、自分がプラクティショナーとして触れるとき、そのクライアントのエネルギーにどんなに意識を向けても、ティーチャーたちの言うように「クライアントの情報をキャッチ」しているのかどうだか、実のところよく理解できていませんでした。それが、プロになり、サロンを開き、まだ一年という期間でしかないけれど、たくさんの実体験をさせていただくなかで、確実に「触れることのもたらすもの」をプラクティショナーとして実感するようになったのです。
これはもう、本当に、壮大すぎるのと、既に長いこと感覚人間としてしか生きてきていない私にとって、論理的に説明して差し上げるのは本当に難しいのですが、この一年、たくさんの方に触れてきた感想として、例えば、どんなに否定的な感情を持っていても、触れられることで、そしてそれを受け入れることで、ほどけてくるものがある、ということです。マッサージを受けに来る、ということが既に受け入れたいという気持ちの現れです。あとは、脳(マインド)が構築してきた長年の否定的な感情を心(スピリット)が感じるままに解放していくなら、皮膚の持っている情報はどんどん塗り替えられる、そんなふうに感じています。触れるそばから皮膚やその奥の組織がどんどん柔らかくなっていくのがよくわかります。そういう「情報」をクライアントさんから受けたときの喜びはひとしおです。
私はよく、クライアントさんがお帰りになる前に「ハグしましょう!」といって、感謝と愛情を込めてハグをします。もちろん、すべてのクライアントさんとするわけではありません。その時々に私が得る「情報」に従って、自然の流れでそうするのです。それが必要な場合とそうじゃない場合があると思うのです。でも、必要かそうでないかは私が判断するというより、わかりやすく言えば、私のなかの第六感的感覚に背中を押されてそうするのです。大抵は、とても効果的で、そのハグはどうかするとメインイベントのマッサージよりも効果的だったりするようです。
この前の日曜日、リピーターさんのひとりがいらっしゃいました。いつもマッサージのセッションをして差し上げるのですが、たまたまその時のコンディションがマッサージよりもレイキにふさわしいということで、レイキをして差し上げることになりました。私はこのレイキと呼んでいるハンドヒーリング(エネルギーワーク)についても、いろいろと思うところは大きいのですが、それはまた別の機会に。
で、結果はどうだったかというと、とてもパワフルに作用したようで、「ねぇ、いくらでやってるの?」と唐突に聞かれたものだから「3000円」と言ったら「だめよ、エサレンと同じくらい取らなきゃ」と言われてしまいました。嬉しくも複雑で、クイックレスポンスが何より苦手な私は私なりのその価格についての考え方をきちんとした説明もできぬままでいました。レイキ、といいながらも、私の中にはエネルギー交換、というか、自分を通してろ過していくイメージが強いので、時には動きのあるセッションになります。それまで自分が学んだり、体験した様々な手法のなかで「自分のもの」になった方法です。借り物や人まねではないから余計にパワフルなのかもしれません。でも、それ以上に、きっと「触れる」ことの効果が大きいのではないかと思うのです。
このテーマはボディワーカーでいる限り、永遠に持ち続けるものだと思います。最近では、その手の本を読むにつけ、体験もあいまってより実感を持ってその大切さ、素晴らしさを感じています。100%科学や論理で説明しきれるものじゃないところに魅力があるのです。単純な方だとはいえ、それでも私の中にある複雑怪奇な感情を科学の側面だけで理路整然と説明できない(であろう)のと一緒です(^^)。
ずっと書きたいと思いつつ、テーマが壮大すぎて書けなかったことがあります。それは「触れる」ことの驚くべき効果と可能性についてです。自宅にセッションルームを設け、ボディワークの仕事を始めてから、お陰さまで一年が過ぎました。これまで本当にたくさんの素晴らしいお客様に恵まれて、楽しい時間を持たせていただいたのと同時に、たくさんの学びを得ることもできました。その中のひとつが、「触れること」がもたらす様々な変化や効果、そこから見られる可能性です。
昨年の春、エサレン研究所でマッサージの認定を取るためのクラスに在籍していた頃、ティーチャーの一人のペリーがアナトミーの講義の時、「皮膚は脳と同じ組織でできている」など言っていました。その言葉は駆け出しボディワーカーの私の心に新鮮に響きました。確かに、人に触れられると、身体の奥から沸いてくる何かを感じることができます。それは温かかったり、安心感だったり、時には戸惑いだったり、不安に近い気分だったり。今まで大して意識してこなかったことをその授業を契機に急に意識の中心に持って来るようになったのです。それ以来、皮膚細胞が本人の記憶から遠のいているようなことですら記憶している、という壮大なドラマについて思いをめぐらせています。
学び始めの頃は、まだまだ単なる「知識」としての事柄でしかありませんでした。自分がマッサージを受けた時の感覚や、マッサージ以外にも、人と触れ合ったときに、頭ではなく心でもなく、もっと奥深いところから沸いてくる何かを常に感じてはいました。特にエサレン研究所でマッサージを受けたときなど、湧き上がる感情を抑えられなくて泣き出す自分にびっくりすることもありました。でも、自分がプラクティショナーとして触れるとき、そのクライアントのエネルギーにどんなに意識を向けても、ティーチャーたちの言うように「クライアントの情報をキャッチ」しているのかどうだか、実のところよく理解できていませんでした。それが、プロになり、サロンを開き、まだ一年という期間でしかないけれど、たくさんの実体験をさせていただくなかで、確実に「触れることのもたらすもの」をプラクティショナーとして実感するようになったのです。
これはもう、本当に、壮大すぎるのと、既に長いこと感覚人間としてしか生きてきていない私にとって、論理的に説明して差し上げるのは本当に難しいのですが、この一年、たくさんの方に触れてきた感想として、例えば、どんなに否定的な感情を持っていても、触れられることで、そしてそれを受け入れることで、ほどけてくるものがある、ということです。マッサージを受けに来る、ということが既に受け入れたいという気持ちの現れです。あとは、脳(マインド)が構築してきた長年の否定的な感情を心(スピリット)が感じるままに解放していくなら、皮膚の持っている情報はどんどん塗り替えられる、そんなふうに感じています。触れるそばから皮膚やその奥の組織がどんどん柔らかくなっていくのがよくわかります。そういう「情報」をクライアントさんから受けたときの喜びはひとしおです。
私はよく、クライアントさんがお帰りになる前に「ハグしましょう!」といって、感謝と愛情を込めてハグをします。もちろん、すべてのクライアントさんとするわけではありません。その時々に私が得る「情報」に従って、自然の流れでそうするのです。それが必要な場合とそうじゃない場合があると思うのです。でも、必要かそうでないかは私が判断するというより、わかりやすく言えば、私のなかの第六感的感覚に背中を押されてそうするのです。大抵は、とても効果的で、そのハグはどうかするとメインイベントのマッサージよりも効果的だったりするようです。
この前の日曜日、リピーターさんのひとりがいらっしゃいました。いつもマッサージのセッションをして差し上げるのですが、たまたまその時のコンディションがマッサージよりもレイキにふさわしいということで、レイキをして差し上げることになりました。私はこのレイキと呼んでいるハンドヒーリング(エネルギーワーク)についても、いろいろと思うところは大きいのですが、それはまた別の機会に。
で、結果はどうだったかというと、とてもパワフルに作用したようで、「ねぇ、いくらでやってるの?」と唐突に聞かれたものだから「3000円」と言ったら「だめよ、エサレンと同じくらい取らなきゃ」と言われてしまいました。嬉しくも複雑で、クイックレスポンスが何より苦手な私は私なりのその価格についての考え方をきちんとした説明もできぬままでいました。レイキ、といいながらも、私の中にはエネルギー交換、というか、自分を通してろ過していくイメージが強いので、時には動きのあるセッションになります。それまで自分が学んだり、体験した様々な手法のなかで「自分のもの」になった方法です。借り物や人まねではないから余計にパワフルなのかもしれません。でも、それ以上に、きっと「触れる」ことの効果が大きいのではないかと思うのです。
このテーマはボディワーカーでいる限り、永遠に持ち続けるものだと思います。最近では、その手の本を読むにつけ、体験もあいまってより実感を持ってその大切さ、素晴らしさを感じています。100%科学や論理で説明しきれるものじゃないところに魅力があるのです。単純な方だとはいえ、それでも私の中にある複雑怪奇な感情を科学の側面だけで理路整然と説明できない(であろう)のと一緒です(^^)。
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by kokoroathome
| 2006-09-08 23:03
| ボディワーク